ダイエットで痩せるとほうれい線が目立つ
ダイエットで痩せるとほうれい線が目立つようになることがありますね。
年齢的にダイエットで痩せるとしわの原因になるのではないかと考えて、ダイエットに踏み切れないという人もいます。
確かに痩せて急にしわが目立ち始めた場合は、肌のたるみが原因です。
皮膚には伸縮性があり、皮下脂肪が増加すると皮膚も拡張し、逆に皮下脂肪が減少すると皮膚は縮小しますが、うまく縮むことができなければたるみになってしまいます。
伸びてしまった皮膚は肌の新陳代謝により、新たに細胞が再生され、痩せた身体にあった肌に生まれ変わるので、極端な肥満でない限り、時間とともに痩せたことでできたたるみは次第に解消されて行きます。
だから、痩せると必ずほうれい線が目立つようになるというわけではありません。 他にたるみの原因がある場合、ほうれい線が解消されづらくなるので、原因になっているものを取り除くことが必要です。 たるみの原因に大きく関わっているのが、肌の深部にある真皮層です。
肌が重力に逆らってハリを保っていられるのは、肌の奥の真皮層が支えているからと言えます。 この真皮層を形成しているのが、美容成分でお馴染みのコラーゲンとエラスチンで、真皮層の約7割を占めているのがコラーゲンです。
体内でも分泌されるコラーゲンは加齢とともに分泌量が減少し、それとともに肌のハリが失われ、たるみに繋がるので、コラーゲンの減少は原因の一つになります。
コラーゲンが減少するのは、加齢以外に活性酸素が影響し、コラーゲンの質も悪化させてしまいます。 たるみの原因となるコラーゲンの減少を防ぐには紫外線を予防し、コラーゲンの分泌を促すようにすることが必要です。
また、筋力の低下もたるみの原因になり、表情筋が衰えるとほうれい線を生じる要因になることもあります。 十分に使われていない表情筋を顔面トレーニングなどで意識して鍛えることも必要です。
同じたるみでも回復しやすいものと回復しにくいものがあり、妊娠中に伸びた皮膚は出産後、自然に元に戻ります。 理由の一つは皮膚が伸びていた期間が妊娠中の短期間であったことで、肥満で皮膚が伸びていた期間が長期間になるとたるみが回復しにくいので、ダイエットは早めが良いでしょうね。
