ほうれい線のたるみを取る方法
ほうれい線のたるみは20代後半から30代前半くらいから気になり始めます。
ほうれい線を、年のせいだから仕方がないといって、そのままにしておくと年を重ねるごとにどんどん深くなっていってしまいます。
深く刻まれてしまったシワは、ボトックスやヒアルロン酸を注入することによって、きれいにすることができますが、ほうれい線には不向きと言われています。
ボトックスは顔の筋肉である表情筋の動きを止めたり、鈍くしたりする働きをするものなので、表情を動かすことによって出来てしまうシワを防ぐことはできても、無表情の時にも現れているシワには効果がありません。
また、ヒアルロン酸は時間が経つと体内に吸収されてしまうため、効果が維持できるのは半年程度と言われています。 鼻の横などの動きの多い部分に注入した場合は、より早く流れてしまう確率が高くなってしまいます。
また、ヒアルロン酸の量や注入する位置によって、かなりの差が出てしまうため、多くの経験を積んだ熟練した医師に施術をしてもらわないと、不自然な状態のまま約半年間を過ごさなくてはいけなくなります。
そこで、ほうれい線をたるまないようにするためには、表情筋を鍛えることです。 日頃から顔の筋肉を使うようにしていれば、筋力が衰えて皮膚がたるむことはありません。
顔の筋肉なら、普段の生活で表情を変えているから、意識してやらなくてもいいのでは…と思いがちですが、実は、普段顔の筋肉は全体の3割程度しか使われていないのです。
サービス業などで普段、お客さんに笑顔で接するような仕事をしていても、表情筋をフル活用しているとは言えないのですから、デスクワークでパソコンの画面を1日中見ているような仕事をしている人は、ますます無表情になってたるみの原因に繋がってしまいます。
そこで、毎日意識して頬の周囲の筋肉をほぐすようなトレーニングをするようにしましょう。 頬の筋肉は側頭部と耳の周りに繋がっているので、頬だけでなくそちらの方までマッサージするようにしましょう。
首を良く回したり、後頭部の下にある風池と呼ばれるツボを両手の親指を押すのも効果があります。 手のひらを頭につけ、手のひら全体で頭をマッサージするのも効果的です。
手のひらを耳の上につけて、横から頭を押しながら後頭部に向かって皮膚を引き上げるようにすると、顔全体のたるみを改善する効果が得られます。