出っ歯とほうれい線って関係あるのか
海外の学園もののドラマや映画を見ると、必ずと言っていいほどクラスにひとりは歯の矯正をするためのブリッジをした子が出てきます。
海外では八重歯はドラキュラのイメージがあるため、悪いものとされて盛んに矯正をする傾向にありますが、日本の場合はチャームポイントとしてとらえらえる傾向にあります。
このような文化の違いによって、日本では歯の矯正が昔から一般的ではありませんでしたが、最近では歯のかみ合わせが体全体の健康状態にも影響するといった医学的見解などもあるため、歯の矯正をする人が増えています。
日本の場合は大人になってから自分の意志で矯正する人が多いのですが、出っ歯を矯正することによってほうれい線ができたという話をよく聞きます。
もともと出っ歯に合わせて皮膚が伸びていたのに、歯が引っ込むことによって伸びていた皮膚がたるんで、鼻の横に溝が入ってしまうというのです。 ところがその逆に、出っ歯を直したらほうれい線もなくなったという人もいます。
これは、歯や歯茎が前に盛りあがっているせいで頬との段差ができ、その段差部分がシワの溝となってしまっているので、その盛り上がりを解消することにより頬との段差も解消されて頬の溝もなくなったというものです。
ほうれい線は加齢によって肌のハリや筋力が弱くなり、たるみが生じることが原因といわれています。 そのため、出っ歯とほうれい線が直接関係あるとは言いにくく、歯の矯正によって出来てしまったり治ったりすると決めつけてしまうことはできません。
しかし、歯並びが悪いことによって食事をするときに噛む歯が偏っていたり、硬い物を食べるのが苦手だったりすると、顔の筋力が衰えてしまうので皮膚がたるむ原因となることは考えられます。
そこで、歯の矯正をするのであれば、顔の筋力が弱まらないように気を付ける必要があります。 また、歯を矯正することによって骨格が変化して、頬がこける可能性もあります。
頬がこけると顔の印象が変わるので、歯の矯正をしようとしている人はほうれい線が出るかどうかを気にする人が多いようですが、実際に矯正をした人のほとんどは、歯並びがきれいになることによって顔の印象が上品になったという人ばかりなので、デメリットよりもメリットの方が多いようです。
