表情筋のたるみにはエクササイズが効果的
年齢とともに肌にシワやたるみが出るようになります。
シワは保湿をしたり、美容液をつけたりすることによってある程度改善することができますが、たるみは化粧品をつけても解消することはできません。
顔のシワはコラーゲンなどの肌にハリを与える成分が減少してしまったことによって起こる現象ですが、肌がたるんでしまうのは表情筋という筋肉が衰えてしまったことによって起こる現象だからです。
コラーゲンなどの成分は、コラーゲンそのものをつけたり、ビタミンC誘導体が配合されている化粧水をつけたりすることによって、多少改善することができます。
しかし、筋肉が衰えてしまったものは化粧品ではどうすることもできません。 老化によって足腰が弱ってしまった場合、スイミングやウォーキングをして再び筋力をアップするのと同じで、表情筋が衰えてしまったら、再び鍛え直す必要があるのです。
表情筋を鍛えると肌のたるみはもちろん、血行やリンパの流れがよくなるので、むくみも取れて小顔効果も期待できます。 表情筋を鍛えるエクササイズを行えば、顔のマッサージをするよりもはるかに効果を実感することができます。
肌にハリがでるエクササイズ
- 口を「お」の形に開ける。この時、目線は上に、鼻の下も伸ばして、ゆっくり5回まばたきをする。
- 素早く顔をもとの表情に戻す。
- 1と2をワンセットにして、1日10回程度行う。
頬のたるみを取るエクササイズ
- 口を思い切り横に引いて「いー」と言ったら、今度は口を思い切りすぼめて「うー」と言うのをワンセットにして10回。
- 「いー」と言いながら上を向いて首を伸ばすのを10回。
たるんだ目元に効果があるエクササイズ
- 両目を思い切り大きく開いたら、すぐにギュと固く閉じる。
- 次に片目ずつ同じように開いて閉じるのを左右両方行う。
- 1と2をワンセットにして5回行う。
口元に効果があるエクササイズ
- 口をゆっくり前に突出し、再びゆっくりもとに戻す。
- 「あ、い、う、え、お」と思い切り口を開けて口を動かす。
- 口を閉じて口角を左右に引き上げて、元に戻す。
- 1から3をワンセットにして5回行う。
たるんだ顎に効果があるエクササイズ
- ゆっくり顔を上に向けて、向ききったら下唇を思い切り突き出して5秒ほどキープする。
- 次にタコのように上唇も突き出して5秒キープする。
- 1と2をワンセットにして5回行う。