首のしわは寝方も大きな原因
どんなにメイクやエイジングケアをして顔を若々しく保っている人でも、首を見れば年齢が分かると言われるほど、首のしわは女性にとってとても怖いものです。
首には普段メイクをしませんし、皮膚がデリケートなためしわがよりやすく、また解消しにくいのです。
首のしわの最大の原因は、やはり加齢です。 首は顔の筋肉ともつながっているため、顔の表情筋と呼ばれる筋肉が衰えて、たるんでくるとそれと一緒に首の皮膚もたるんできてしまいます。
また、首には縦方向の筋肉がないため、首の筋肉が衰えてくると横方向にしわが入って、よく目立つようになってしまします。 しかし、よく見ると若い人でもしわがくっきりしている人もしますし、その逆で50代くらいでもきれいな首の人もいるので、首のしわの原因は老化だけはないと言われています。
加齢以外の原因として、紫外線があげられます。 紫外線は首だけでなく、顔や手足のしわの原因にもなるのは有名ですが、ほとんどの人は顔や手足に日焼け止めを塗って、首のケアをつい忘れがちです。 日焼けを予防する際には、首のケアも忘れないようにしましょう。
また、寝方も大きな原因になります。 高い枕を使って寝ていると、頭が下を向いた状態、つまり自分のおへそを見ている姿勢になります。 すると、自然に首にしわがよってしまいます。
その姿勢で寝ているとしたら、6〜8時間の間はずっと首にしわがよったままになってしまいます。 それが毎日になるのですから、ますます深いしわがどんどん刻まれていってしまうのです。
だからといって枕を使わなければいいというわけではありません。 枕を使わない寝方をしていると、睡眠の質が悪くなって体の疲れも取れなくなってしまいがちです。
一番いいのは、自分に合った高さの枕を使うことです。 最近では枕の専門店などもありますから、自分専用のオーダーメイドの枕を作ってもいいのですが、バスタオルを使って自分に合った高さの枕を作る方法などもあります。
寝方と同じで首のしわの原因に、姿勢の悪さもあります。 うつむく癖や、猫背の場合、やはり首の筋肉が縮んでしまうので、しわができやすくなります。
首のしわを解消するには、顔と同じでパックやマッサージが有効です。 パックは、お風呂上りにコラーゲンやヒアルロン酸などのアンチエイジング効果がある美容液を塗って、温めたタオルを巻き、15分程度そのままにするだけです。
マッサージは、クリームやローションを塗って、指先で耳の下から鎖骨に向かって、指全体を使って行います。 脇の下にリンパ節がありますから、鎖骨の下のくぼみから肩に向かって老廃物を押し出し、鎖骨から脇の下に押し出すとさらに効果的です。