ヒアルロン酸注射でほうれい線を解消
ほうれい線は、30代を前に気になり始める女性が多いようです。
ほうれい線ができると、そこに影ができるため顔が暗く見えて実際の年齢よりも老けて見えがちです。
また、ファンデーションを塗っても溝ができてしまうので、隠してしまうことができず、年齢とともにどんどん深くなっていってしまいます。 年齢を重ねていくと、皮膚がどんどんたるんでくるので、マッサージなどでもなかなか薄くすることができません。
そこで、深く刻まれてしまったほうれい線を解消する方法に、ヒアルロン酸を注射するという方法があります。 ヒアルロン酸は、もともと肌の潤いを保つために体の中に存在する成分のため、体内に注入してもアレルギーや拒絶反応を起こすことのない安全な物質です。
ヒアルロン酸を注射することによって、へこんだ皮膚を内側から膨らませるというような効果が出るため、肌のハリを取り戻すことができるというわけです。 ただし、ヒアルロン酸は時間とともに徐々に体内に吸収されてしまいます。
そのため、せっかく注射をしても個人差はありますが、効果は半年〜1年程度しか持続しないのです。 ずっと効果を持続させたいと思ったら、半年ごとに注射をする必要があります。 また、ヒアルロン酸にはいろいろな種類があり、粒子の細かさなどが違います。
鼻やアゴ、胸などを形成するために使うヒアルロン酸は粒子が粗めで、比較的硬く流れ出にくいものなので長持ちしやすいのですが、これを皮膚の薄いほうれい線や目の下に注入してしまうと、肌がデコボコになってしまう可能性が高くなります。
目の下などの皮膚の薄い部分には、粒子の細かいヒアルロン酸を注入する必要がありますが、低価格で施術を行ってくれる美容外科の中には、コストダウンを図るために粒子の粗いヒアルロン酸を薄めて使用しているところもあるので、実際に注入する場合には病院をよく選ぶ必要があります。
粒子が粗いヒアルロン酸を注入する場合は、太い針の注射器を使う必要があるため、顔に注入されてしまうと跡が残ることもあります。 ヒアルロン酸の注入は、手軽にできるプチ整形として大変人気がありますが、手術などと同じで施術をする医師によって結果が大きく異なるということを忘れずに、デメリットも理解した上で、信頼できる病院で行うことが大切です。