注射による眉間のしわの治療法
眉間のしわに注射？と思う方もいると思います。
美容外科などの美容専門医療では、眉間に深く刻まれたシワに対してボトックスやヒアルロン酸の注射を施術として施すところが多くあります。
今回はそんな美容医療機関で行われているボトックス注射に着目してみようと思います。
眉間のしわに関して調べているとよくボトックス注射という文字が目に付く方も多いのではないでしょうか。 ボトックス注射の主な成分は、食中毒などで知られるボツリヌス菌毒素から抽出したもので、眉間のしわの治療の代表的なものです。
全てのしわに効くわけではなく、表情筋の影響からくるしわに対し、有効な治療成果を表しています。 ボトックス注射はボツリヌス菌由来の筋肉を弛緩させる毒素を注射し、筋肉の収縮を止め固くなる働きを抑制します。
しかし、４ヶ月ほどでその効果がなくなり、やたらに筋肉を収縮させるアセチルコリンという物質が放出されるため、基本的に４〜６ヶ月ごとにボトックスを注入する必要があります。
ボトックス注射のデメリットとしてあげられるものの１つがその主作用である局所顔面神経麻痺というものがあります。 筋肉を弛緩させるため、注射を打った部分に局所的に麻痺が起こり、顔の違和感として感じられます。
副作用で見られる症状は、注射の跡が多少残ったり、筋肉の動きが弱くなったりすることです。 また希に見られる副作用では注射を打った幹部の局所的な炎症があります。 乾燥やアトピーアレルギー等、肌トラブルは人によって様々です。
それと同じくボトックス注射も肌によって合う、合わないが当然あります。 合わない場合、炎症や経度の腫れの症状が出る場合があるので、その時は専門医に相談し、炎症を止める薬等を処方してもらう必要があります。
ボトックス注射の注意事項として最も挙げられるのが、妊娠中の施術です。 妊娠中及び授乳期に対して、胎児、乳児への薬の安全性がまだ確認されていないのでボトックス注射をすることはできません。
妊娠の予定があったり、妊娠していないという確認が取れていなかったりする場合はそれを医師と相談し、注射時期をずらすなどして対処してもらってください。
また、精神医療を受診中の方に対しても注意が必要で、処方薬との兼ね合いなど相乗効果による深刻な副作用が起こる場合があります。 そういった方は、先に診療を受けている専門医の許可を得てからその旨を医師に伝えるようにしてください。
