シミやたるみの原因と解消法
女性の肌の悩みで特に多いのは、シワ、シミ、たるみです。
それぞれの原因をよく理解して、正しいケアをすることにより、お肌の悩みを解消していくことができます。
原因を知る
シワの原因のひとつに、乾燥があると言われています。 乾燥が原因のシワは、大きなシワではなく目元などに現れる細かい"ちりめんじわ"と呼ばれるものです。毎日のスキンケアで保湿を心がけるようにすると、"ちりめんじわ"を解消することができますが、おでこやほうれい線などの大きなシワはなかなか解消することはできません。 "ちりめんじわ"以外のシワを改善するためには、コラーゲンなどを補うエイジングケアが必要になります。
シミの原因としては、紫外線が第一に挙げられます。 肌の表皮に紫外線を多く浴びると、紫外線は肌の奥深くの真皮にまで達してしまいます。
真皮の部分には、肌のハリを維持するコラーゲンやエラスチンといった物質があるのですが、紫外線によってそれらが破壊されて皮膚の組織を黒くするメラトニン色素が表皮に現れ、シミとなってしまいます。
紫外線はコラーゲンやエラスチンを破壊するため、肌のハリや弾力が失われ、シワの原因ともなります。 肌のハリや弾力が失われることにより、肌全体のたるみの原因にもなります。
こうして見ると、シワ、シミ、たるみのいずれも、紫外線対策をしっかりして、コラーゲンなどのアンチエイジング物質を肌に供給してあげればよいということになります。
解消法を知る
無理なダイエットや睡眠不足は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少してしまいます。 エストロゲンは肌にハリを与える働きをしているので、バランスの取れた食生活と規則正しい生活をこころがけることも大切です。保湿をするのも予防にはいいことですが、一番効果があるのは真皮の中にあるコラーゲンを増やしていくことです。 最近ではエイジングケアの化粧品の多くにコラーゲンが配合されていますが、コラーゲンを表皮に塗っても真皮にまで届くのはごくわずかです。
また、コラーゲン飲料などもありますが、口から体内に取り入れてもコラーゲンは胃の中のアミノ酸に分解されてしまうので、劇的な効果というものはあまり期待できません。 真皮のコラーゲンを増やすのに効果がある化粧品は、ビタミンC誘導体が配合されているものです。
従来のビタミンC配合の化粧品に比べ、ビタミンC誘導体は、体の中にビタミンCを吸収する力が高いため、皮膚に浸透しやすく、コラーゲンの生成を大きく助ける働きをします。