実は生まれたての赤ちゃんの時からあるほうれい線
ほうれい線というと、小鼻の横から口元にかけて伸びる2本の線・・・というイメージが強いですよね。
実は、ほうれい線とは生まれた時からあるのです。
漢字では法令線や豊麗線などと表記することがあり、別名笑いじわともいいます。
ほうれい線はじつは赤ちゃんの時からあるのです。 表情筋の溝のようなもので、ほほの筋肉と口の筋肉のちょうどあいだの部分になります。 赤ちゃんや幼い頃は笑うと口の左右にほっそりと笑いじわやえくぼが出来て可愛らしかったりしますよね。 実は加齢とともに目立ってくるほうれい線と同じものなのです。
赤ちゃんの頃はまだほうれい線の溝は浅く、また肌のハリもあり、筋肉も母乳や哺乳瓶を吸うことで頬や口の周りが鍛えられているので、しっかりとついています。 その為、無表情や普通にしているとほうれい線が目立つことはありません。
しかし年をとると表情筋が緩んだり、コラーゲンの現象によってお肌のハリが保てなくなり頬の筋肉がゆるみ、たるんでしたに下がったりしてきます。
すると、頬の筋肉で支えていた頬肉と、口の筋肉で支えている唇周りの筋肉のあいだにゆるみができ、くっきりとほうれい線が現れるようになってきます。 ほうれい線が現れる=肌の老化現象の表れと認識されています。
アンチエイジングを心がける上で、ほうれい線をどうやって消すかが課題の1つとなってきます。 肌のハリを取り戻すためにコラーゲンやヒアルロン酸配合の化粧品を使用する手もあり、高タンパクで低カロリーの食事を心がけ、みずみずしい肌を取り戻す人もいます。
また、肌のハリやたるみの大きな原因のうちの1つが女性ホルモンの分泌力の低下です。 女性ホルモンは加齢によって徐々に分泌が減っていき、50代半ばになると20歳前後と比べると40%以上も低下しています。
そのため、女性ホルモンと同じような働きをする大豆イソフラボンを体内に取り入れ皮膚細胞の活性化を目指す人もいます。 美容整形もアンチエイジングの手立ての1つとして1役買っています。
皮下に直接ヒアルロン酸を注入する注射をしたり、ボトックス注射を行ったりすることで細胞を活性化させる人もいます。 様々な方法で目立たなく出来るほうれい線ですが、一方で笑いじわが出来る程幸せな人生だとも、素敵な笑顔とも言われており、ほうれい線に関する価値観は人それぞれです。