中学生でもほうれい線ができるのか
シミやシワの原因は、加齢によるコラーゲンやセラミドの減少と言われています。
ところが、ほうれい線の原因は皮膚の筋肉が衰えてたるむことだと言われています。
皮膚の筋肉が衰えるのは、年をとると腕や足の筋力が衰えるのと同じで、加齢によるものが大きな原因です。 しかし、普段筋肉トレーニングをしていた人が、やめてしまうと筋力が衰えるのと同じで、年齢が若くても顔の筋肉が衰えてしまうこともあります。
そのため、中学生や高校生くらいの年齢でも、ほうれい線を気にしている子がいます。 顔の筋肉が衰える原因として、加齢以外に考えられるのは姿勢や生活習慣の悪さです。
例えば猫背。 顔の筋肉は背中に繋がっているので、背中が曲がっていると皮膚を引っ張るバランスが崩れて、顔の皮膚は下に向かって引っ張られてしまいます。
中学生くらいの年ごろの女の子は、胸が大きすぎたり、背が高すぎたりするととても気にして、つい猫背になってしまう子が多いため、長い間の姿勢の悪さが顔のたるみに繋がってしまいます。
猫背になって机に向かうと、自然とあごが前に出てしまうので、やはり顔に下方向の力がかかり、たるみやすくなります。 無理なダイエットも皮膚をたるませる原因になります。
ダイエットやリバウンドを繰り返すと、それに伴って皮膚も伸びたり縮んだりするため、皮膚自体が柔らかく伸びやすい状態になってしまいます。 中学生や高校生でのダイエットは、知識が乏しいこともあって、つい無理な方法を行いがちです。
断食のような過激なダイエットをしてしまうと、コラーゲンを生成するもとになるたんぱく質や、新陳代謝を活発にするビタミンやミネラルなどが不足してしまい、健康な皮膚の機能まで停止させてしまう恐れがあります。
表情が乏しい場合も顔の筋力が衰える原因になります。 パソコンやゲームに夢中になって、長時間ディスプレイを見ているような生活をしていると、無表情でいる時間が長くなるため、顔の筋力が衰えてほうれい線ができやすくなります。
寝ている間に皮膚の細胞は活発に働き、肌のダメージを回復する成長ホルモンが分泌されるため、睡眠不足もほうれい線ができやすくなる要因となります。
中学生でほうれい線が気になる場合は、肌がまだ若いため表情筋を鍛えることによって、かなり改善が期待できます。 日常生活の中で表情を意識してみたり、時々「ヘン顔」などをしてみたりするといいでしょう。
