しわの改善に効果があるトレチノインとは|顔のしわ取り化粧品の口コミランキング

しわの改善に効果があるトレチノインとは

トレチノインとは、オールトランスレチノイン酸のことで、ビタミンA誘導体です。 ビタミンAの約50〜100倍もの生理活性があり、ビタミンA類の中では生理活性の本体と言われています。

 

トレチノインはもともと体内の血液中にごく微量ではありますが、存在しているもののため、体外から取り込んでもアレルギー反応や拒絶反応を起こすようなものではありません。

 

近年、アメリカではしわやにきびの治療薬として使用されており、食品や医薬品、化粧品、医療機器などの製品の許可や違反品の取り締まりを行う政府機関である「食品医薬品局」(FDA)の許可を受けています。

 

従来、化粧品の分野ではレチノールやレチニールエステルがしわに効果があるとして多くの美容液やクリームに配合されていますが、トレチノインに比べるとレチノールやレチニールエステルは、約100分の1の作用しかないため、それらに代わる新たなアンチエイジング物質として大変注目されています。

 

トレチノインには、角質をはがし、皮膚の細胞を活発に分裂させたり増殖させて約2週間で皮膚を再生させる力があります。 また、皮脂腺の働きを抑える働きがあるため、皮脂の分泌も抑えることができます。

 

皮膚の奥深くにある真皮と呼ばれる部分でのコラーゲンの分泌を増やす働きをするため、皮膚にハリを与え、小じわを減少させます。 肌の表面部分でも、ヒアルロン酸などの分泌を増やす働きをするので、みずみずしい肌をよみがえらせることができます。

 

外用薬としては、軟膏タイプになっているものをシミやしわの部分に塗ることにより、現象を改善していくような使い方をします。 残念なことに、日本ではまた認可されていないため、外用薬やクリームなどは市販されていません。

 

但し、原料としては輸入されているので、医師の処方があれば手に入れることができます。 トレチノインが配合されているクリームは、美容皮膚科などで処方してもらうことができます。

 

処方されたクリームは、普段行っているスキンケアと一緒に使うことができます。 長期間使用すると効果が上がらなくなるため、数か月使用したら数週間休むといったサイクルで使用しなくてはいけませんが、処方の際に医師からの指示があるので指示に従えば大丈夫です。