上まぶたのたるみを治すには額の筋肉を鍛える
まぶたを持ち上げる筋肉を眼瞼挙筋といいます。
目の上から前の方に伸び、脂肪を抑えている薄い膜とまぶたの組織につながっています。
このまぶたを持ち上げる筋肉が弱ってくると交感神経の作用が高まって肩こりや頭痛が起こります。
また常にまゆをもち上げる動作を無意識にしてしまうことから額に横シワが刻まれたり、目が疲れやすくなるなどの症状が起こります。 上まぶたがたるむと、目輪筋のたるみはそのまま下まぶたに直行します。
両目の目尻にある脂肪が支えきれず、涙袋まで押し出されてしまうので、目がはれぼったくなってしまいます。 涙袋がはれぼったくなると、眼窩のたるみやシワの原因になり、またクマの原因にもなってくるため注意が必要です。
上まぶたのたるみを治すには額の筋肉や眼輪筋を鍛えること、そして額からまぶたにかけてたるんだ皮膚を後頭部へゆっくりと移動をしていくことが必要となってきます。
額の筋肉を鍛えるには、表情筋を適度に刺激してやる必要があります。 眉の周りや額、眉の周りの筋肉をトレーニングすることです。 眉毛をゆっくりと上下させながら、額の真ん中に指を当てます。
そうすることで、額の表皮はしっかりと抑えたままで中の筋肉だけ動かすことができるので、まゆの周りの筋肉を効率的に鍛えることができます。
まゆの周りの筋肉を鍛えることで、まゆの周りの筋肉を使う癖がつきます。 そうすると、上まぶたの周りの筋肉だけでなく、まゆ周りの筋肉も鍛えられ衰えてシワやたるみになるのを防ぎます。
上まぶたのケアは何もマッサージやエクササイズだけではありません。 美容整形や美容皮膚科でも解消することができます。
施術の方法は上まぶたの伸びてしまった皮膚を切除し縫い合わせる方法と、眉の下で切開し皮膚や脂肪を切除して縫い合わせるという方法があります。
違いはまぶたを切るかまゆのすぐ下を切るかですが、目を大きくしたり形を変えたい、一重を二重にしたいなどの希望がある方はまぶたを切除する方法がお勧めです。 目の形を変えずにたるみだけを取りたい場合は上まぶたリフトといって、眉の下で切開する方法を選びます。
上まぶたのたるみは交感神経に異常をきたしたりする作用があり、放っておくと慢性的な肩こりや頭痛、額のシワや肌全体のたるみにつながります。 ただ目がはれぼったいだけ、とは思わずに、一度きちんと皮膚科などの専門医の受診をおすすめします。