しわには消えるものと消えないものがある|顔のしわ取り化粧品の口コミランキング

しわには消えるものと消えないものがある

しわには、消えるものと消えないものがあります。 乾燥などで目元などに現れる小じわなどは、浅くて細かく肌の表面にできるもので、ダメージも少ないため、保湿などのスキンケアで、消すことができます。

 

しかし、くっきりと深く刻まれたしわになると、ダメージも深く、1度できてしまうとなかなか消えないようです。 深く刻まれた大じわが消えない理由は、肌の構造にあります。

 

肌は、角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなる表皮層と、真皮層で構成されています。 表皮層は約0.2oと薄く、基底層でつくられた新しい肌の細胞が約28日周期のターンオーバーで角質層まで押し上げられて、最後には、垢となって剥がれ落ちていきます。

 

小じわは、表皮層の一番外側にある角質層が乾燥などで水分が不足したときにできるものなので、水分を補給、保湿することで、消えるようになるということです。

 

さて、深く刻まれた大じわは、真皮層にまで刻まれているのです。 真皮層は表皮層の約10倍の2o程あるので、かなり厚みもあります。

 

真皮層には、コラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力やハリの元になる成分で満たされています。 そのため、肌を押すと、押し返されるような感じがするわけです。

 

しかし、弾力成分である、コラーゲンやエラスチンも加齢により、量が減少してしまいます。 若い人の肌がピチピチなのは、このためです。 年齢を重ねると、徐々に肌に弾力がなくなっていきます。

 

つまり、表情など、癖になってしまったしわが、加齢による弾力成分の減少のために、真皮層にまで達してしまったということです。

 

真皮層は表皮層に比べると、肌の新陳代謝がゆっくりで、数年かかるといわれています。 そのため、1度真皮層が壊れると、なかなか再生しないということがわかります。

 

このような理由から大じわは改善が難しいといわれているのです。 しかし、これ以上自体が進行しないようにすることはできます。

 

真皮層にある、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す源である繊維芽細胞を活発にして、これらの新陳代謝を高める必要があります。

 

そのためには、生活習慣を改善し、食事の栄養バランスを整え、十分な睡眠をとる美肌をつくる生活を身につけていきましょう。

 

日々、努力していけば、真皮層に至ってしまった大じわは、真皮層の新陳代謝がゆっくりなため、なかなか消えませんが、繊維芽細胞が活発になると薄くすることができるかもしれません。