ドライアイの原因は眼球のしわの可能性
日本ではドライアイの人が年々増加しています。
これは、生活環境における問題と言われています。
パソコンに代表されるIT機器での目の酷使、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズによる傷などが影響しているのです。
実際、現代生活は目に限って言うと健康によくないことだらけです。 仕事で一日中パソコンに向かう人は多いでしょう。 休憩時間は必ず目薬に手を伸ばす人、机に突っ伏して何も視界に入れないようにする人は珍しくありませんね。
エアコンによる乾燥と無縁の人はなかなかいないものです。 自宅では加湿器などで意識的に湿度を上げることができても、外出中はそういうわけにもいきません。 コンタクトレンズは視力の補助としては便利なものですが、目が乾燥しやすくなる性質があります。
ドライアイは目薬で対策する人が多いようですが、少し待ってください。 その症状は、本当にただ目が乾いているだけなのでしょうか。
眼球の白目の部分は、薄い結膜に覆われています。 目の動きに引っ張られて伸び縮みするのですが、年齢と共に結膜は緩みます。 やがて白目の表面から剥がれてしまいできる結膜のたるみが、眼球のしわとなって現れるのです。
この眼球のしわは、ドライアイと同じような目のトラブルを引き起こします。 まだ若いから大丈夫だと思っていても、早い人は三十代からしわは現れてきます。
眼球のしわによるたるみは、下まぶたの裏に隠れています。 このため日常生活では気づきにくいのですが、診察をすればすぐにわかります。 ドライアイに悩む人は、市販の目薬に頼るだけでなく一度病院で診てもらうといいでしょう。
普段から、意識してまばたきをすることが目の健康にはいちばんです。 まばたきの目に水分を補い、入り込んだゴミを取り除く役目はあなどれませんね。
