しわのガイドラインとは何か
しわは女性の悩みであり、それを目立たなくするように商品を買おうとします。
美容液を買うか、化粧下地で目立たなくするといったものを選ぶにも迷ってしまいます。
近年ですが、ガイドラインができているのを知っているでしょうか? これは日本香粧品学会が規定している「抗シワ機能評価試験ガイドライン」というものがあります。
ではまずは、いったいなぜこれが必要とされたのかという事です。 健康な肌や美しい肌を保つ為に、各社は様々な研究や開発を重ねてきましたが、それぞれの有効性の評価の方法も進歩しました。
しかし、それが各社それぞれの評価であり、基準がなく統一化されないのも一つの問題ではありました。 そこで企業側にも、消費者側にも解りやすいように、このガイドラインが必要になったのです。
次に「抗シワ機能評価試験ガイドライン」とは、どういうものなのかという事です。 これはまず化粧品と医薬部外品で変わってきますが、シワグレードという写真判定での目視の評価になるグレードなのですが、化粧品は1から3で医薬部外品は3から5を有するです。
3までは浅いものが認められるレベルであり、4からは深いものが認められるようになっています。 試験は化粧品を塗布した部分と塗布していない部分を評価者にわからないようにします。
一方、医薬部外品では有効成分配合製剤とプラセボを部分に塗布し違いを評価します。 他に機器での二次元あるいは三次元評価がこれに加えられます。
評価にしわへの有効性を認めるには、化粧品の場合は目視、写真評価と機器評価のいずれかが必要です。 しかし、医薬部外品に関しては、目視、写真評価と機器評価の両方での有効性が認められることが必要です。
試験期間も化粧品が2週間に対し、医薬部外品は2ヶ月となっています。 医薬部外品に関しては、保湿や保水以外での改善メカニズムを必要としています。
これにより、商品には「効能評価試験済」等の表記をしなければいけません。 もちろんこれにより、企業側も安心してお客様に商品を売る事ができます。
私達、消費者側としても安心して購入できる一つの目安になるという訳です。 こういった厳しい基準の下のしわへの効能評価があるというのは、私達にも不安なく購入できるという良い事です。