化粧水だけでたるみ改善はできない
保湿力の高い化粧水を使うほど肌に水分を維持させることができるので、しわやたるみの予防になります。
顔のたるみは、顔の筋力いわゆる表情筋が衰えて発生するものだから、あまり化粧水などによるケアは関係がないという方もいますが、肌の弾力やハリなど基本的なことは、すべて保湿に関わってきますから化粧水によるスキンケアはとても大事だと思います。
しかし、化粧水や美容液の使い過ぎには注意して下さい。 その理由ですが、皮膚のバリア機能を壊してしまうかもしれないからです。 ですが、普段言われるのは、「化粧水はたっぷりと使ったら良い」と良く聞きますが、何がいけないのかというと、界面活性剤などを化粧品に使っている場合です。
この界面活性剤は、化粧品の有効成分を液体の中で平均的に分散させたり、なじませたりするために使われる場合が多く、肌に塗ると一時的に皮膚のバリア機能を弱めてしまうのです。 そのバリア機能が弱った所に、肌に必要な有効成分が肌内部に浸透していく作りになっているのです。
美容液の場合だと、たるみなどを改善するために、肌内部に浸透させることが目的となっている場合が多いので、あえて皮膚のバリア機能を弱らせるようにしている場合もあります。
でも化粧水に界面活性剤が使用されていないと肌になじまないから意味がないのかというとそんなことはありません。 ヒアルロン酸やコラーゲンなどが配合されている場合だと、肌表面にそれらがコーティングしてくれて、水分を留めてくれます。
アミノ酸などの主成分の場合でも、肌表面での保湿がありますし、肌に優しい成分なので、肌荒れになることもありません。 このように、肌内部に浸透していくことはなかっても、肌表面で保湿をしてくれますし、使わないより使った方が良いでしょう。
ですが、たるみは、肌内部の衰えから来るものなので、化粧水はあんまり関係なく、それだけで治すことはできませんが、保湿することで、外からの刺激や悪化を防ぐことや予防には十分に働いてくれるのではないのでしょうか。
本格的に化粧品を使って、たるみを改善するには、皮膚のバリア機能をあえて壊して、肌内部を改善させていく必要がありますからリスクもある程度覚悟しなければなりません。 そこまでしない方でしたら、化粧水などを使い、これ以上の悪化を防ぎながら、表情筋を鍛える方法が良いと思います。
