美容皮膚科でのたるみ治療・改善と整形手術
顔のたるみは美容皮膚科で治療することができます。
一般の皮膚科は、肌に疾患がある場合に受診するところで、基本的には保険適用の範囲内での治療を行っています。
それに対して美容皮膚科は、疾患ではなく美肌効果を目的とした肌に関する悩みやコンプレックス、トラブルなどを治療・改善していくところで、美容クリニックといった名称で呼ばれるのが一般的です。
最近ではニキビなどは一般の皮膚科でも治療を行っていますが、シワやシミ、加齢による皮膚のたるみなどの治療は美容クリニックのほうがより高い効果を得ることができます。 美容クリニックでは、さまざまな方法で顔のたるみを改善することができます。
例えば「金の糸（ゴールデンリフト）」という方法です。 髪の毛ほどの細さの金の糸を、真皮層に埋め込むことによって、コラーゲンや筋肉細胞の生成を活性化させるというものです。
最近、雑誌やインターネットでも話題になっている先端美容といわれていて、効果は半永久的に持続するため、20〜30年経っても老化しにくい肌を作ることができます。
レーザーによる治療も行われています。 レーザーを照射することによって、古い角質をはがれやすくすることができ、コラーゲンを生成する細胞を活性化させるこうかがあります。
レーザーだけでなく、レーザーの数十倍の強さを持つラジオ波を使う方法もあります。 ラジオ波も肌の奥まで熱エネルギーを届けることによって、コラーゲンが増え肌のハリを取り戻すことができます。
ラジオ波を使った施術の代表的なものを「サーマクール」と言って、施術後約半年間はコラーゲンが生成され続け、ハリのある肌に改善されていきます。 手軽にできる肌のたるみ解消法として、ボトックスやヒアルロン酸の注入という方法もあります。
ボトックスには筋肉の収縮を鈍らせる効果があるため、シワやたるみの部分に注入すると、表情筋の動きが鈍くなって肌が伸びてハリがでるようになります。 ヒアルロン酸はシワやたるんでへこんでいる部分に注入して、肌を内側から膨らませる効果があります。
どちらも永久的に効果が続くことはなく、半年程度で体内に吸収されてしまいます。 長期間に亘る効果を希望する場合は、外科的治療が必要になります。
メスを使って皮膚のたるんだ部分を切り取ってしまう方法で、フェイスリフトと呼ばれています。 フェイスリフトは、目の周りだけをカットする方法の他、髪の毛の中や耳の周りのしわの部分をカットして縫合する方法です。
たるみの整形手術
顔や口元、目などのたるみがどうしても気になる方は、整形手術をする方が良いかもしれません。 表情筋のトレーニングや化粧方法、日常生活の見直しである程度のたるみは改善できるかもしれませんが、一度できてしまったたるみを完全に元に戻すのは容易ではありません。それに、忙しく毎日を暮らしている方だと、うまく改善されていかない場合もありますから整形手術でたるみを改善させてしまうというのも一つの方法だと思います。
たるみの整形手術でも、切る方法と切らない方法の2種類があります。 切る方法は、患部にメスを入れて、中の脂肪を取り出して、縫い合わせをする方法で、どうしても傷跡が残ってしまう場合もあります。
美容クリニックの医者の腕の問題でもありますが、うまい医者なら自然な形で縫合してくれますし、脂肪の取り出し量にもよって、その後の表情が変わってきますので、美容クリニック選びは慎重にしないといけません。
一方の切らない手術ですが、目の下のたるみだと小さな穴を開けて、特殊な器具を用いて、脂肪を吸い出す方法を使う場合が多いです。 他の部位だと、注射でヒアルロン酸などを注入して、皮膚を平らにする方法などがあり、簡単な局所麻酔で済むと思います。
これらの手術の違いには、あと手術後のダウンタイムの違いがあるでしょう。 メスを入れる整形手術だと数日間強い腫れがあり、ひどい場合だと1ヶ月ぐらい腫れが残る場合もありますし、手術内容では抜糸もあって、メイクなどはすぐにできないでしょう。
切らない手術をしている場合は、縫い合わせもしていないので、内出血していなかったらすぐにでもメイクができます。 このようなメリットがそれぞれありますので、費用などを含めてどのような手術をするか考えていけばいいでしょう。
切らない手術であるヒアルロン酸などの注入は、メリットばかりに思えますが、注入のために定期的に通う必要もある場合もありますので、デメリットも考えながら選びましょう。
切る手術だと傷跡が残る可能性があり、綺麗な肌を目指しているのに、そうなってしまったら意味がないというのもあって、手軽な切らない手術が主流になっています。
どの整形手術をされる場合でも慎重に美容クリニックを選んで、信頼できる医者に相談して決めていけば良いのではないのでしょうか。
